韓国の2大名節、旧正月(ソルラル)とお盆(秋夕・チュソク)
韓国の2大名節のうちのひとつ、旧正月(ソルラル)。旧正月という言葉は日本人には馴染みがありませんが、日本の元旦は太陽暦をもとにした新年です。
しかし、韓国では太陰暦を重んじます。12月31日に対して大晦日という概念も無く、1月1日にお店が休みになる程度です。
しかし、ソルラルの約一週間前から、街は慌ただしくなります。人々は食料や贈り物などを買い、飛行機や特急列車のチケットを取り、人口の3分の2が帰省するという、「民族大移動」が起こります。
丁度、この時期が日本のクリスマス後の書き入れ時の光景と似ています。太陰暦に基づいている為、ソルラルの日程は毎年変わり会社やお店は殆ど休み。
家族や親戚一同が集まって食卓を囲み、韓服(ハンボッ)という民族衣装に身を包み、盛大に祝いが行われます。
同じく2大名節の一つに秋夕(チュソク)があります。日本のお盆のような行事で、秋のビッグイベントとされています。
暦の関係上、チュソクの日程も毎年異なりますが、やはり家族や親戚で集まり、伝統を重んじた行事が各地で行われます。